葉酸の知識

葉酸サプリの過剰摂取に注意!とりすぎで起こる副作用とは

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DNAの合成や細胞分裂に関わり、赤ちゃんの正常な発達を促す葉酸は、妊娠を考える女性にとって是非摂っておきたいものですよね。

しかし、葉酸は摂れば摂る程良いというものではありません。特に葉酸サプリの過剰摂取に関してはいくつか副作用も報告されているんですよ。

「葉酸サプリをどのくらい摂ったら過剰摂取になるの?」
「葉酸が入った食べ物をとりすぎても過剰摂取になる?」
「葉酸をとりすぎるとどんな悪影響があるの?」

この記事では、気になるこれらの疑問について解説していきたいと思います。

葉酸の適切な摂取量

時期 成人女性  加えて必要
妊娠1か月以上前~
妊娠3か月
240㎍ +400㎍
(サプリから)
妊娠4か月目~
出産まで
240㎍ +240㎍
授乳期 240㎍ +100㎍

日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、成人女性に必要な葉酸摂取量は240㎍です。

妊娠前から産後にかけて女性に必要とされる葉酸量は、240㎍に加えて上記の分量を摂取することとされています。

妊娠初期に中枢神経系の前身となる神経管ができあがるのですが、日本では10,000人に5~6人の割合で神経管閉鎖障害という神経管の先天異常が起こっています。

葉酸の摂取である程度予防できることから、特に妊娠初期までサプリタイプでの摂取が求められています。1日の耐用上限量は次の通りとなっています。

1日の耐用上限量

18~29歳 900㎍
30~49歳 1000㎍

ただし、この上限量はサプリに対しての上限量で、食事から摂れる葉酸の上限量は特に決められていません。元々食べ物に含まれている葉酸は吸収率が悪く、食べ物だけで過剰摂取になることはまずありません。

一方、葉酸サプリは体への吸収率は高いのですが、飲み過ぎると簡単に上限まで到達してしまいます。一日の目安量を守って飲んで下さいね。

参考記事『日本人の食事摂取基準(2015年版)

葉酸を過剰摂取する危険性

胎児

葉酸は水溶性ビタミンであるため、余分に摂った成分は尿として排出されます。そのため、基本的には過剰摂取の影響はないと言われていますが、まれにサプリでの過剰摂取で葉酸過敏症を起こすことがあるので注意が必要です。

母体への影響

1000㎍以上の多量の葉酸をサプリで摂取すると、葉酸過敏症という、発熱・蕁麻疹・かゆみ・呼吸障害などを伴う症状が現れます。またビタミンB12欠乏症の場合、その診断を難しくしてしまうことがあります。

ビタミンB12欠乏症は、重症化すると巨赤芽球貧血、神経疾患などの症状が現れるのですが、葉酸の過剰摂取は、症状の一つである貧血を改善してしまうからです。それによってビタミンB12欠乏症に気づかず、悪化させてしまう恐れがあります。

参考記事『ビタミンB1の摂取基準 - 厚生労働省

胎児への影響

赤ちゃんへの影響は、妊娠後期の葉酸サプリの過剰摂取によって現れる場合があります。

1998~2005年にオーストラリアで行われた研究によると、妊娠後期(30~34週)に1000㎍の葉酸サプリを毎日摂取した結果、3.5歳、5.5歳の子どもにおよそ11%の喘息が確認されました。

一方で妊娠前期(16週まで)の過剰摂取や、食事からの葉酸の摂取ではリスクが見られなかったことが分かっています。

このことから、妊娠後期の葉酸サプリの過剰摂取が、産まれてきた子どもに悪影響を及ぼす可能性があると言われています。

葉酸サプリの過剰摂取まとめ

妊婦

葉酸は水や熱に弱いビタミンで、推奨量を摂るのが難しい栄養素の一つです。

特に葉酸の必要量が増える妊娠期は、サプリから効率的に葉酸を摂っていきたいですね。

しかし葉酸サプリの過剰摂取は、まれに葉酸過敏症、産まれてきた子どもの喘息を引き起こす恐れがあります。

1日に複数の葉酸サプリを飲んだり、目安量より多く飲んだりせず、毎日決められた量を飲むようにしましょう。

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