葉酸の摂取で、赤ちゃんの神経管の正常な発達を促しましょう

妊娠初期には、赤ちゃんのために積極的に葉酸を摂取しましょう。そうすることで、赤ちゃんの神経管の正常な発達が促されやすくなるのです。
ここでは、その具体的な効果と摂取の時期、摂取量とをご説明します。
▼神経管の発達はとても重要
神経管は、脳や脊椎のもととなります。胎児の時にこれがうまく形成されないと、脳はもちろん、脊椎からつながる手足もうまく発達しなくなります。
すると赤ちゃんは、無脳症や二分脊椎症といった神経管閉鎖障害を持って生まれてくる可能性が高くなります。無脳症の場合は、生まれた後、生命を維持することさえ難しいとされています。二分脊椎症の場合は、生命は維持できますが、下半身をうまく動かすことができません。そのため赤ちゃんは、歩行や排せつで苦労することになります。
しかしこういった神経管閉鎖障害は、葉酸を摂取することで防がれやすくなるのです。
▼葉酸を摂取する時期
赤ちゃんの神経管は、妊娠5~6週目頃に完成します。ということは、それまでに葉酸をしっかりと摂取し、神経管の発達を促しておく必要があるということです。
妊娠週数は、妊娠前の生理が始まった日から数えることになります。そのため妊娠5~6週目というと、ちょうど次の生理が終わる時期に該当します。生理が来なかったことから、妊娠したかもしれないと察しがつく時期なのです。
その頃には、既に赤ちゃんの神経管は完成間近になっています。つまり妊娠に気付いてから葉酸の摂取を始めても、遅いということです。
そのため葉酸は、妊娠の可能性がある時期、あるいは子作りを開始した時期から摂取するようにしましょう。
▼葉酸の摂取量
神経管閉鎖障害を防ぐためには、1日に1日400μgの葉酸を摂取することが大事です。この摂取量を守ることで、確実に神経管閉鎖障害が防がれるわけではありません。しかし、防止の可能性は高まりやすくなります。
そのため赤ちゃんの正常な発達を希望する女性は、葉酸が含まれている食べ物、そしてサプリメントなどを利用して、毎日400μgを目安に摂取しましょう。

葉酸はいつからいつまで飲む?その人によって飲み方を変えよう!

妊娠をしたい、妊娠をして元気な赤ちゃんを産みたいと思った時、お母さんとしてはどんなことができるのでしょうか。その時、葉酸を摂取するという人が増えています。それは、なんといっても妊活や妊娠時にとてもよい効果を見ることができるからです。そしてそれらの利用している人たちは、どんなふうにいつから飲んでいるのか気になりますね。ここでは、いろいろな人に対してどんなふうに飲めばいいのかご紹介します。
・妊娠をしたい人
妊娠をしたいという人は、できるだけ早期から葉酸を摂取することをおすすめします。それはなんといっても元気な体をつくることが出来るということです。妊娠をするためには、夫婦で体力が必要となります。しかし食事をたくさん食べればいいということではなく、必要な栄養素をしっかりと取ることが大切なんです。そんな時、葉酸は妊娠しやすい体を作る事が出来るので妊娠したいと思った時から飲むことがベストです。
・妊娠している時
妊娠しているときには、早期に飲み始めたいですね。それは、なんといっても赤ちゃんの染色体を合成する時期に作用することができるからです。そのぞきは妊娠早期なので、妊娠がわかった段階で飲み始めましょう。もしもそれ以前から飲んでいる人は、そのままずっと続けて飲むといいですね。
・貧血のある人
貧血があると指摘をされている人や、フラツキなどの貧血症状がある人は、妊娠している、していないに関わらず葉酸を取るようにしましょう。葉酸は、貧血を防止することが出来る成分が含まれています。そのため日常生活で取りたい栄養素なのです。貧血を抱えたまま妊娠をしたという人は、ぜひ早期から取ることをおすすめします。貧血に夜ふらつきや体がだるいなどがあるととても心配です。
・出産後に葉酸を取る
出産後は、妊娠をしている時よりもはるかに体力を必要とします。その時、3時間ごとの授乳等とても大変です。その時期も元気を維持するために葉酸をおすすめします。

葉酸はダウン症発症と関係あるの?それについて知りたい!

葉酸は、妊娠をしている人に飲むことは勧められている栄養素です。厚生省も葉酸を妊娠時に摂取することを推奨しています。その理由として、葉酸は様々なメリットを感じることができるからです。特にその中でも、ダウン症と葉酸についてよく取り上げられています。そこでここでは、葉酸とダウン症の関係についてご紹介します。
・ダウン症とは
ダウン症とは染色体異常により起こる精神的な発達の遅れなどが見られる状態です。ダウン症の人は奇形などを伴うことがあり、平均寿命が短いことが挙げられています。そして、その確率としては少ないのですが、高齢出産になるほど確率が高いということがわかっているのです。そのため、妊娠早期に染色体検査をする人もいます。
・葉酸の役割
葉酸は、様々なメリットを感じることが出来る栄養素です。そしてその中でも特に注目をされているのは、妊娠初期に関わることなのです。それは、なんといっても妊娠初期の赤ちゃんの細胞増殖などに関わっているということです、そのため、不足をするとちょっと心配ですね。そんなところからも、葉酸を妊娠時に勧めていることがわかります。
妊娠をして一番心配することとして、無事に赤ちゃんが生まれてくることではないでしょうか。母親は、常にそのことについて心配しています。そしてなんとか栄養をとって、そのことを安全に進めたいと思っているのです。安心出来る妊娠を継続させるためには、葉酸は欠かせないものと言えますね。
・葉酸を取るとダウン症を防ぐことが出来る?
葉酸を取ることにより、ダウン症を防ぐことができるのか、一番気になるところですね。もしも完全に防ぐことが出来たら、誰もが欲しい栄養素となります。ところが残念ながら、完全に防ぐことはできません。そもそもダウン症が発生することについて、明らかにされていないからです。
しかし、葉酸が細胞増殖に関係していることを思うと、葉酸を摂取することはとても意味のあることですね。

葉酸は妊婦がとりたい栄養素だけれどどんな食べ物に含まれているの

葉酸はDNAやRNAの合成に必要で、細胞分裂を活発に行う胎児は多くの葉酸を必要としています。妊娠中に必要量の葉酸を摂取することで、胎児の神経管閉鎖障害のリスクが低減します。では、葉酸はどのような食べ物に含まれているのでしょうか。
●葉酸が多く含まれる食べ物
葉酸はほうれん草から発見された栄養素で、ラテン語で「葉」「ほうれん草」を意味するfoliumから「folic acid(葉酸)」と名付けられました。名前が示すように、ほうれん草などの野菜に多く含まれています。
葉酸を多く含む食べ物は、ほうれん草、モロヘイヤ、春菊、菜花、アスパラガス、ブロッコリーなどの緑黄色野菜です。野菜以外では、レバー、うなぎ、卵黄、納豆などに多く含まれています。
●上手に摂るコツ
葉酸は水溶性のビタミンで、水に溶けやすい性質があります。そのため、ゆでたり煮るなどの調理をすると葉酸が失われてしまいます。
ゆでる調理をした場合、アスパラガスは90%、菜花やブロッコリーは60%、ほうれん草やモロヘイヤは40%ほどにまで減少をします。葉酸が多い食べ物を意識して摂取していても、調理の仕方次第では思っているほど摂取できていないのです。
損失が少ない食べ方は生です。しかし、生では食べにくい食べ物もあります。そのような場合は、スープにして汁ごと摂取をするとよいでしょう。
また、葉酸は光に弱い性質もあるので、野菜などの保管の際には光に当てないようにしてください。冷蔵庫で保管をしてなるべく新鮮なうちに食べきりましょう。
●食べ物で摂りにくいときは
妊婦が1日に必要とする葉酸は400μgです。この量を食べ物から摂取するは大変です。また、つわりで食べられないときもあります。
そのようなときはサプリメントを飲むことを考えるとよいでしょう。小粒タイプのサプリメントなら、つわりのときでも飲みやすいと思います。妊婦用の葉酸サプリメントは、1日に摂りたい400μgが配合されているものが多くあります。